山口県瀬戸内海東部(通称・周防瀬戸)は入り組んだ地形や複雑な潮流の影響で、タコの餌となる貝、エビ、魚などの餌が豊富。さらに、水温も水深や潮流の関係で「夏は涼しく、冬は暖かい」という特性があり、タコの生育に適している。この海域で育ったタコは足が太く、身が柔らかいのが特徴で、周防瀬戸は昔から良質のタコの名産地として知られている。主な産地は瀬戸内海側の宇部市や周防大島町で、夏の7月頃に旬を迎える。ゆでダコ、生刺し、たこしゃぶ、天ぷらなどタコ独特の歯ごたえと甘みが手軽な調理で楽しめるのが嬉しい。
旬 7月 8月