山口県 » 下関・角島

瓦そば

(かわら 蕎麦)

兵士のアイディアにヒントを得た、下関を代表する麺料理

瓦そばは山口県下関市豊浦町の郷土料理で、川棚温泉のホテルや旅館を中心に広まっている。西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたという話からヒントを得て開発されたのだそう。そばとお肉を一緒に炒めたものを、麺つゆにつけて食べるというスタイル。正式にはそばを本当に瓦で焼くのだが、家庭ではホットプレートやフライパンを使い、気軽に食されているのだそう。紅葉おろしや錦糸玉子を散らせば、彩りも楽しめる。

瓦そばは、山口県下関市豊浦町発祥の麺料理で、地元の郷土料理として親しまれています。

この料理は、熱した瓦の上に茶そばと具を盛り付け、温かいめんつゆでいただくスタイルです。代表的な具材には錦糸卵と細切れの牛肉が使用され、上には刻み小ねぎ、のり、スライスしたレモン、もみじおろしなどがトッピングされることが一般的です。

瓦そばの起源は、1877年(明治10年)の西南戦争にさかのぼります。薩摩軍の兵士たちは野戦の合間に瓦を使用して野草や肉を焼いて食べたといわれ、このエピソードが元になりました。宿泊者向けの料理として1961年に川棚温泉で開発され、その後山口県全体で親しまれ、ご当地グルメとして根付きました。一般的には瓦にのせて提供されますが、特製の瓦が用いられ、一部の店舗では鉄板を用いた提供も行われ、「茶そば鉄板焼」と呼ばれることもあります。

山口県内では家庭でもよく楽しまれており、スーパーマーケットなどで蒸し茶そばとつゆのセットが販売され、家庭での調理も行われています。ただし、家庭では瓦の代わりにホットプレートやフライパンが一般的に使用され、焼きそばに近いスタイルで楽しまれています。

Information

名称
瓦そば
(かわら 蕎麦)

下関・角島

山口県