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萩・長門

Hagi, Nagato

萩、長門の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

萩 長門 観光ガイド

萩・長門の観光・旅行 Info

歴史の街・萩のおすすめスポット

萩城跡(指月公園)

萩城指月公園 四季折々の風景が楽しめ、特に春には桜の名所としても知られています。
周辺には武家屋敷や古地図を手に散策できる「城下町散策」も楽しめます。

萩反射炉

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の一部に指定されている歴史的施設。
幕末期に鉄を溶かして大砲を製造するために建てられた反射炉で、近代化の先駆けとなった場所です。

松下村塾と松陰神社

幕末の志士・吉田松陰が主宰した松下村塾では、彼の教えを受けた多くの偉人が育ちました。
隣接する松陰神社では、吉田松陰を祭神として祀り、志を継ぐ場所として全国から多くの参拝者が訪れます。

萩博物館

萩の歴史や文化、自然について深く知ることができる施設。
古地図やジオラマ、映像を通して萩のまち歩きがより一層楽しくなる知識が得られます。

自然と温泉が魅力の長門のスポット

元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)

123基の赤い鳥居が日本海沿いの断崖絶壁に連なる絶景スポット。
CNN「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれ、神秘的な風景とインスタ映えで人気急上昇中です。

千畳敷

標高333メートルの高台に広がる草原。
眼下には雄大な日本海が広がり、特に夕暮れ時の景色は圧巻です。
ドライブやピクニックにも最適な絶景スポットです。

青海島(おうみじま)

「海上アルプス」とも称される奇岩・断崖が連なる海岸美の宝庫。
遊覧船による青海島クルーズでは、海からしか見られない絶景を堪能できます。
シュノーケリングやカヤックも体験可能です。

長門湯本温泉

山口県最古の温泉地で、約600年の歴史を誇ります。
2020年に大規模なリニューアルが完了し、おしゃれな足湯やカフェ、川辺の遊歩道などが整備されました。
伝統とモダンが融合した温泉街として注目を集めています。

体験型観光も充実

萩焼体験

日本六古窯の一つ「萩焼」は、素朴でやわらかい風合いが特徴。
萩市内には陶芸体験ができる工房が多数あり、自分だけの作品作りを楽しむことができます。

みかん狩り(長門・青海島周辺)

秋から冬にかけては、周辺の農園でみかん狩りも体験可能。
瀬戸内の温暖な気候で育ったみかんは、甘みが強くジューシーです。

萩・長門のグルメガイド

萩・長門エリアの代表的な名産品

萩焼(はぎやき)

萩焼は江戸時代初期から続く伝統工芸で、日本六古窯の一つとして知られています。
柔らかい土味と使うほどに風合いが変化する「萩の七化け」と呼ばれる特性が魅力です。
茶道具としての評価が高く、観光客向けの体験工房や直売所も多数あります。

仙崎かまぼこ

長門市仙崎で作られる伝統のかまぼこ。
保存料を使わず魚本来の味わいを活かした上品な風味で、お土産としても人気があります。
ちくわ」や「あげかま」もおすすめです。

長門ゆずきち

長門市特産の香酸柑橘で、見た目はすだちに似ていますが、まろやかな酸味が特徴。
刺身や焼き魚、焼酎割りなど様々な用途に使われ、「ゆずきちポン酢」や「ジュース」など加工品も多く流通しています。

瀬つきあじ

萩沖で獲れるあじの中でも、潮の流れが速い岩礁に生息する「瀬つきあじ」は身が締まり、脂のりも抜群。
刺身や一夜干しで提供され、地元の食卓にもよく登場します。

萩・長門のローカルグルメ

瓦そば(かわらそば)

山口県発祥の名物料理。
熱々の瓦の上で茶そばを焼き、錦糸卵・牛肉・レモン・もみじおろしをトッピングして、つゆにつけて食べます。
パリッと焼けたそばの香ばしさと風味が特徴的です。

見蘭牛(けんらんぎゅう)

萩でしか食べられない希少な牛肉。
見島牛とホルスタインを交配したブランド牛で、旨みの強さとやわらかさが自慢です。
ステーキや焼肉、ハンバーグとして楽しめます。

萩の海鮮丼

日本海の新鮮な魚介類をたっぷり使った海鮮丼は、萩観光の醍醐味のひとつ。
地元の漁港直送の魚を使用した、日替わりの新鮮な味わいが魅力です。

人気のレストラン・食事処

道の駅 萩しーまーと(萩市)

地元の漁港直送の魚介類を堪能できるレストランが併設された道の駅。
「海鮮丼」「焼き魚定食」「ふぐ料理」など、萩の旬を気軽に味わえる人気スポットです。

瓦そばたかせ(長門市・川棚温泉)

瓦そば発祥の名店。
本店の瓦そばと白ごはんのセットは観光客にも地元民にも愛されています。
店内からの景色も楽しめ、旅のひとときを彩ってくれます。

仙崎本丸(長門市)

仙崎港近くにある海鮮レストランで、名物の「海鮮丼」「あじの刺身」「かまぼこ料理」が評判。
旬の地魚をふんだんに使ったメニューが特徴です。

旅のお土産におすすめ

萩焼の器

自宅用にも贈り物にも最適。
マグカップや茶碗、ぐい呑みなど日常使いできる器が豊富に揃います。

夏みかん関連商品

萩は夏みかんの発祥地。
夏みかんゼリー・マーマレード・ジュースなど、さっぱりとした風味の商品が豊富です。

ゆずきち製品

調味料(ポン酢・ドレッシング)やお菓子、ゆずきちサイダーなど、爽やかな香りが魅力の逸品が並びます。

仙崎かまぼこ・ちくわ

保存料無添加で日持ちもするため、お土産にぴったり。
個包装タイプや詰め合わせセットもおすすめです。

萩・長門の季節の祭り・イベント

萩市の代表的な祭り・イベント

萩時代まつり(11月上旬)

江戸時代の風情を再現する萩市最大のイベント。
旧萩藩主・毛利氏の大名行列をはじめ、甲冑を着た武士たちのパレード、武者行列などが街を練り歩き、城下町・萩の歴史的景観と融合して壮観な雰囲気を演出します。
また、地元の特産品の販売や伝統芸能の披露もあり、観光客にも大人気です。

萩・椿まつり(2月~3月)

笠山の椿群生林を中心に開催される春の風物詩。
約2万5千本もの椿が咲き誇る幻想的な景色が広がり、園内では地元グルメの出店や椿油製品の販売、ステージイベントなどが楽しめます。

萩・花火大会(8月)

夏の萩を彩る大規模な花火イベント。
日本海に浮かぶ光の芸術は、海と歴史都市が融合する幻想的な光景として知られています。観覧スポットも多く、家族連れやカップルにおすすめです。

萩・夏まつり(8月上旬)

萩市中心部で開催される活気ある夏祭り。
市民総出の「おどりパレード」や夜店、盆踊り、地域の太鼓演奏などが行われ、地元色が濃い楽しいイベントです。

長門市の代表的な祭り・イベント

仙崎祇園祭(7月)

長門市仙崎で400年以上続く伝統ある祭礼。
美しい御神幸行列と、各町が威勢よく練り歩く神輿・太鼓台が見どころです。
港町の活気と漁師町の力強さが感じられ、観光客にも人気の高い夏の行事となっています。

油谷湾温泉まつり(8月中旬)

油谷湾を背景に行われる地元グルメと花火大会を組み合わせた夏の人気イベント。
露店や郷土芸能のステージもあり、地元の人とのふれあいも魅力の一つです。

湯本温泉まつり(4月)

長門湯本温泉街で開催される春の祭り。
打ち上げ花火・灯籠流し・夜市が行われ、温泉街が幻想的な雰囲気に包まれます。
観光と癒しを兼ねた旅にぴったりのタイミングです。

地域ならではの特徴的な文化・風習

歴史と維新のまち「萩」

萩は明治維新の原動力となった志士たち(吉田松陰・高杉晋作・伊藤博文など)を輩出した町として知られ、
その影響もあり、歴史を大切にする文化が根強く残っています。
「松陰神社」や「松下村塾」はその象徴ともいえ、訪れることで歴史の息吹を肌で感じることができます

海とともに生きる「仙崎・青海島」

仙崎や青海島の地域では、漁業・塩づくり・造船といった海の文化が色濃く残っています。
港町では祭りにおいても、大漁祈願・海の安全を願う神事が多く行われ、伝統と自然の共存が感じられます。

萩焼と茶道文化

萩焼は、茶道文化とともに発展してきた陶器であり、日常生活の中に芸術が溶け込んでいる地域文化の象徴です。
観光客向けにも陶芸体験ができる施設が整備されており、文化体験型観光も楽しめます。

萩・長門の気温・天候

萩・長門エリアの気候の概要

山口県北部に位置する萩・長門は、日本海に面しており、日本海側気候内陸性気候の影響を受けています。
四季の移ろいがはっきりしており、冬の降雪は少なめですが、夏は高温多湿秋と春は穏やかな気候が特徴です。

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春(3月〜5月)

気温と天候

春は徐々に寒さが緩み、3月には10℃前後5月には20℃前後まで気温が上がります。
日中は過ごしやすく、桜の名所も多く訪れる人が増える季節です。

服装と注意点

日中は軽めの上着で快適に過ごせますが、朝晩は冷えることがあるため、脱ぎ着しやすい羽織物があると安心です。

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梅雨(6月中旬〜7月中旬)

降雨量と気温

年間を通じて最も降水量が多くなるのがこの時期です。
気温は20〜28℃

特徴的な気象現象

梅雨前線の影響で連日の雨や大雨となる日もあります。
山間部や川沿いの観光地では土砂災害や河川の増水に注意が必要です。

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夏(7月下旬〜9月上旬)

気温と湿度

盛夏は最高気温が30℃を超える日が多くなります。
湿度も高く、熱中症対策こまめな水分補給が不可欠です。

台風のリスク

8月〜9月にかけては台風の接近・上陸がある可能性があり、フェリー・電車などの交通機関の運休観光施設の臨時休業が起こることもあります。
事前の天気予報確認を忘れずに行いましょう。

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秋(9月中旬〜11月)

気温と気候

残暑はありますが、10月には20℃前後、11月には15℃以下と涼しくなっていきます。
空気も乾燥し、晴天の日が多くなるため、観光には最適の季節といえるでしょう。

紅葉の名所と風景

長門峡や東光寺など、紅葉の名所が多く、風景写真や散策にぴったりです。
朝晩は冷えるため、薄手のコートやジャケットがあると快適です。

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冬(12月〜2月)

気温と降雪

冬の萩・長門は0〜10℃程度の寒さになりますが、積雪は少なく比較的穏やかです。
特に萩は海に面しているため、日本海側にしては雪が少なめという特徴があります。

風と海の影響

北西の季節風が吹きつける影響で沿岸部では強風になることもあります。
防寒具風よけのウィンドブレーカーなどの準備をおすすめします。

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年間を通じた気候の特徴

降水の傾向

梅雨と台風シーズンを除けば、降水量はそれほど多くなく、晴れの日が多いのが特徴です。
ただし、山間部では天気が変わりやすいため、雨具の携帯は安心です。

旅行に適したシーズン

春と秋が最も快適で観光に適しています。
梅雨・台風時期や猛暑日は避けて季節の移ろいを楽しめる旅をおすすめします。

萩・長門へのアクセス

萩市・長門市の基本情報

萩市は山口県北部に位置し、歴史的な城下町として知られる文化と風情のある街です。
長門市は日本海に面し、温泉や絶景の観光地が点在する自然豊かなエリアです。

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鉄道を利用する場合

新幹線からの乗り継ぎ

山口県には山陽新幹線が通っており、新山口駅が主要な玄関口となります。
新山口駅からは在来線やバスで萩・長門方面へ移動します。

● 新山口駅から萩市へ

・新山口駅から防長バス「スーパーはぎ号」で約70分〜90分(本数多め)
・在来線(山口線)を利用して「萩駅」方面へもアクセス可(時間がかかります)

● 新山口駅から長門市へ

・新山口駅から美祢線経由で「長門市駅」へ(約90分)
・列車の本数が少ないため、時間を確認の上ご利用ください。

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飛行機を利用する場合

山口宇部空港を利用

東京(羽田空港)から山口宇部空港へは約1時間50分のフライトがあります。
空港から新山口駅まではリムジンバスで約30分、そこから萩・長門へ向かいます。

● 空港からの移動例

・山口宇部空港 → 新山口駅(バス約30分)
・新山口駅 → 萩市(バス約90分)または → 長門市(JR約90分)

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自動車を利用する場合

中国自動車道・小郡道路経由

車でのアクセスも便利です。
中国自動車道から小郡萩道路(無料区間あり)を経由して、萩・長門へ向かいます。

● 萩市へのアクセス

・中国道「山口IC」または「小郡IC」から小郡萩道路 → 萩市(約1時間10分)
・途中に道の駅「萩往還」もあり、休憩にも便利です。

● 長門市へのアクセス

・中国道「美祢IC」から国道316号で長門市へ(約40〜50分)
・日本海を望むドライブコースが楽しめます。

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高速バスを利用する場合

都市間高速バス

防長交通・中国JRバスなどが運行する高速バスを利用すれば、福岡・広島・大阪などの主要都市から萩・長門エリアに直接アクセスすることができます。

● 主なバス路線

福岡(博多バスターミナル)→ 萩・長門
広島 → 萩・長門
・便数は多くないため、事前予約をおすすめします。

萩・長門の移動手段

公共交通機関を利用する

鉄道(JR西日本)

萩・長門地域には主にJR山陰本線JR美祢線が通っています。
ただし、本数は1〜2時間に1本程度と少なめのため、事前に時刻表の確認が必要です。

● 主な駅

萩エリア:東萩駅、萩駅(歴史的建造物として残る)
長門エリア:長門市駅、仙崎駅

路線バス(防長交通・ブルーライン交通)

市内各地や観光名所を結ぶ路線バス 主要な観光スポット(松陰神社、元乃隅神社、長門湯本温泉など)にもバスでアクセス可能です。
萩市では「萩循環まぁーるバス」、長門市では「長門市地域路線バス」などが便利です。

● 便利なバスの例

・萩循環まぁーるバス:城下町や松陰神社、萩博物館などを巡る循環路線(1日乗車券あり)
・長門市地域バス:元乃隅神社・青海島などへ運行
・仙崎駅発の「観光周遊タクシー」も季節限定で運行

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レンタカーでの移動

自由度の高い移動が可能

萩・長門エリアの観光地は、自然や海沿いに点在しているため、レンタカーを利用すると効率よく周遊できます。
特に元乃隅神社や青海島、俵山温泉など、公共交通の便が少ないスポットにはレンタカーが非常に便利です。

● レンタカーの営業所

・東萩駅周辺、長門市駅周辺に大手レンタカー会社(トヨタレンタカー、日産レンタカーなど)の営業所あり。
・事前予約がおすすめです。

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レンタサイクル・電動アシスト自転車

街歩きや城下町観光に最適

萩市内レンタサイクル城下町エリアをのんびり巡るには最適です。
電動アシスト付き自転車の貸出もあり、坂道でも安心です。

● レンタル可能な場所

・東萩駅前、萩バスセンター、萩観光協会、萩市役所などで貸出あり
・時間制・日貸し制、ヘルメット無料貸出などサービス充実

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観光タクシー

地元ガイド付きで安心の観光

萩・長門では観光タクシーガイド付きでスポットを効率よく巡ることができます。
地元ドライバーの解説付きで、歴史背景や見どころを深く知ることができます。

● 観光タクシーの主なプラン

・萩の歴史巡りコース(松下村塾〜城下町)
・長門・元乃隅神社・青海島めぐり
・所要時間や料金はプランにより異なるため、観光協会で事前確認をおすすめします。

萩・長門の観光コース

1日目:歴史と城下町をめぐる「萩」中心のコース

午前:松陰神社と松下村塾

松陰神社は、幕末の思想家・吉田松陰を祀る神社で、松下村塾では高杉晋作や伊藤博文らが学びました。
歴史の空気を肌で感じられる場所です。

昼食:萩の郷土料理を楽しむ

城下町の一角にある和食処で、萩のブランド魚「見蘭牛」や「ふぐ料理」を味わいましょう。

午後:萩城跡と城下町散策

萩城跡指月公園では、かつての萩城の名残と美しい庭園を鑑賞。
その後は、白壁が続く城下町エリアを散策し、武家屋敷や旧宅を見学できます。
おすすめは菊屋家住宅高杉晋作旧宅

夕方:萩明倫学舎

明治時代の学校を復元・活用した施設で、萩の教育・歴史・観光案内の拠点となっています。

宿泊:萩温泉郷

日本海を一望できる温泉宿が点在。夕日と共に露天風呂で旅の疲れを癒しましょう。

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2日目:絶景と癒しを求める「長門」エリアのコース

午前:元乃隅神社の絶景参拝

123本の赤い鳥居が海岸沿いに並ぶ元乃隅神社は、写真映えも抜群の人気スポット。
断崖絶壁と鳥居のコントラストが圧巻です。

昼食:仙崎港で海鮮グルメ

仙崎漁港周辺の食堂で、新鮮な海の幸「ウニ・アジ・イカ刺し」などの海鮮丼を堪能。
仙崎かまぼこもおすすめです。

午後:青海島(おうみじま)観光

別名「海上アルプス」とも呼ばれる青海島は、奇岩や断崖が連なるダイナミックな海岸景観が特徴。
遊覧船でのクルーズや、海岸沿いの遊歩道散策が楽しめます。

夕方:長門湯本温泉でゆったり

川沿いに広がる情緒あふれる温泉街「長門湯本温泉」は、美肌の湯としても知られます。
足湯カフェや温泉宿で、のんびりした時間をお過ごしください。

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3日目(時間に余裕があれば):自然と文学を感じる癒しのコース

香月泰男美術館(長門市)

「シベリアシリーズ」で知られる画家・香月泰男の作品を展示。
アートと静寂を感じる空間です。

俵山温泉で静養

山あいにある俵山温泉は、昔ながらの湯治場の雰囲気が残る落ち着いた温泉地。
自炊型の宿も多く、湯巡り・湯治体験ができます。

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