品種名は「田屋なす」で、山口県長門市田屋地区を中心に栽培されていた山口県伝統野菜。特に重さ500g以上で品質の良い果実を『萩たまげなす』として販売。普通のなすの3~4本分にもなるその大きさから、「たまげる(びっくりする)」という意味で名付けられた。山口県のオリジナル野菜として注目されている。皮は薄く、実は柔らか。とろけるような食感が特徴。収穫は5月下旬から7月中旬まで。1番成りのなすが、地面まで届いた後、さらに成長して地面を押し割る様子を、地元では「地割り」と呼んでいる。
旬 5月 6月 7月
1株から3本~5本しか収穫できない、非常に貴重なナスです。この品種は一般的なものと比較して実が非常に大きく、時には40㎝以上の長さや1㎏以上の重さに達することもあります。成熟しても艶があり、ほとんど種が入っていません。見た目とは対照的に、高い糖分を含んでおり、そのため非常に甘みが強く、果肉も極めて柔らかいのが特徴です。一度味わうとやみつきになるほど、ナス独特の深い風味があります。加熱すると、一般的なナスよりも多くのペクチンが溶け出し、果肉がより「とろり」とした食感になるのも魅力の一つです。