”見蘭牛”は、純粋和牛の見島牛と乳牛のホルスタインを掛け合わせて誕生した。見島牛は、朝鮮半島から萩の沖約45kmに浮かぶ離島「見島(みしま)」に渡来し、海外種の影響を受けることなく、室町時代から飼育されていた日本の在来種の血統を守り続けている非常に貴重な純粋和牛で、昭和3年に天然記念物に指定されている。見島牛は、海外の様々な大型品種との交配が進められていたが、昭和49年にオランダ原産のホルスタインを母とした見蘭牛が名古屋大学で誕生した。和牛本来の自然な霜降りを持つ見島牛の特徴と、和牛原種の濃い旨みを引き継ぎ、ほどよいやわらかさと、しっかりとした食感をあわせ持っている。香り高い肉本来の旨みが楽しめる萩の特産だ。