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萩 長門 観光ガイド

萩・長門には高山、八坂神社、大覚寺などの観光スポット、萩焼まつり、萩、椿まつり、萩時代まつりなどの観光イベント、ういろう、シロウオ、はなっこりーなどのご当地グルメがあります。

山口県の北に位置する萩は海に面しており、毛利氏が治める地でありましたが、長州藩がここが本境地だという話はあまりにも有名です。元々は産業的な発展が遅れた場所ではありましたが、司馬遼太郎著書の、幕末小説である「世に棲む日日」や「花神」はここが舞台となっています。

長門は同じく日本海北部に接した山口県の一部です。萩市と並んだ地形となっており、同様に発展の遅れた場所です。アジや、イカの漁場が盛んで、かつては鯛やハマチの養殖も盛んでした。

萩は幕末から明治にかけて、さまざまな政治的な動きのあった場所です。「吉田松陰」が私塾である「松下村塾」で「桂小五郎(木戸孝允)、吉田稔麿、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文」等を輩出したことはあまりにも有名です。また「萩の乱」が起こったことでも有名な場所です。

ここから排出された人物が幕末から明治へと日本を大きく動かしていく人々であった訳です。また長門は安倍家等を排出している事でも有名な場所です。

萩といえば、史跡名勝で最も有名なのは、やはり「萩城」です。「松陰神社」はあまりにも有名な「吉田松陰」を祀った神社です。また古くは「三本の矢」で知られる、毛利輝元を祀った墓所のある「天樹院」も有名です。萩城城下町の「菊屋家住宅」は国の重要文化財となっています。長門は江戸には「捕鯨基地」の要所でもありました。

グルメについては萩は非常に地産品の豊富な土地柄です。驚く程柔らかな食感と旨みの「美島牛」や「見蘭牛」、出身者がこぞって取り寄せるという何とも言えない旨味がある萩のブランド魚である「金太郎(ヒメジ)」、九州では名産の「ふぐやメバル」、また秋にかけて取れる「瀬つきあじやあかうに」「ちしゃなます」「あんみつ」など、本当にとりとめもなく、ざっくばらんで豊富な地産品は貯める人を迷わせてしまいそうな勢いです。現地でも当然食せますが、できれば持ち帰りたいところ。そんな場合はお土産でも考えてみて下さい。

萩 長門のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

元乃隅神社

朱色の鳥居が荒々しい海へ続く

玄武岩の海蝕地形の岬に建つ神社。123基の朱色の鳥居が、100メートル以上に渡り並んでいて、鳥居の赤、日本海の青、周囲の草木の緑のコントラストが美しい。 断崖下の海蝕洞には、荒波が打ち付ける度に海水が中の空気と一緒に高く吹き上がる現象「龍宮の潮吹」が見られる。 地元の網元が枕元に現れた狐のお告げにより1955年に個人で建立した。 裏参道出口付近にある大鳥居の中央上部(高さ約5メートル)に設置された、「日本一入れづらい」とも言われる賽銭箱は、見事賽銭を投げ入れることができれば願いが叶うと言われている。...»

松陰神社

明治維新の原動力となった吉田松陰を祀る神社で、1907年に門人である内閣総理大臣(初代、5代・7代、10代)を務めた伊藤博文らによって建立された。 1890年に松陰の実家・杉家の邸内に松陰の実兄が土蔵造りの小祠を建て祀った。松下村塾出身の伊藤博文と野村靖が中心となって、萩城内にあった鎮守・宮崎八幡の拝殿を移築して神社を創建。 現在の社殿は1955年に新しく建てられたもので、創建当時の土蔵造りの旧社殿は松下村塾での門人を祭る末社・松門神社となっている。 境内には松下村塾が現存している。この松下村塾において松陰は久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、吉田稔麿、入江九一、前原一誠、品川弥二郎、山田顕義...»

青海島

遊覧船で大迫力の奇岩めぐり

奇岩の並び立つ様子から「海上アルプス」とも呼ばれる、北長門海岸国定公園の代表的な景勝地。 島の周囲は約40キロメートル。本土とは約50メートル離れた最狭地点に青海大橋が架かり、車で渡れる。 東西北の三面は日本海の荒波を浴び、波浪に侵食されて断崖絶壁、洞門、石柱、岩礁などが16kmにわたって変化に富む豪壮雄大な景勝をつくり出している。 島の外周を一周することができる観光遊覧船が本土の仙崎港から発着。遊覧船では石柱の間をすり抜けたり、自然の洞門をくぐったり、荒波に揺られながら、迫力とスリル満点の海上からの絶景めぐりを体験できる。 日本百景に選定されている。国の名勝および天然記念物に指定され...»

俵山温泉

レトロな風情の療養に適した温泉

俵山温泉は、木屋川上流部の山間部にひっそりと佇む温泉街で、古き良き日本の温泉文化が色濃く残っています。ここには小さな日本家屋の旅館が集まり、静かな環境でのんびりとした時間を過ごすことができます。 俵山温泉は、療養目的の温泉地として国民保養温泉地および国民保健温泉地に指定されており、その歴史は千年以上にも及びます。薬師如来の化身がこの地の霊泉を告げたという伝説があり、多くの人々に愛されてきた場所です。 泉質と効能 俵山温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、特に「町の湯泉」と「川の湯泉」の二つの源泉が有名です。これらの温泉は、pH9.9という高いアルカリ性を持ち、神経痛やリウマチといった症状に効...»

千畳敷高原

海と空の大パノラマ

日本海と空が織り成す絶景の地 千畳敷高原は、山口県長門市日置中に位置する風光明媚な草原・台地です。標高333メートルの高台に約26,400平方メートルもの広大な草原が広がり、その北側には日本海が一面に広がる素晴らしい眺望が楽しめます。遠くには「日本海のアルプス」とも称される青海島を望むことができ、この一帯はまさに自然の美しさを堪能できる場所です。 風車と風力発電の景観 千畳敷高原は半島の頂上部に位置しており、この地域では常に強風が吹いています。そのため、風力発電用の風車が複数設置されており、広大な景色の中に点在する巨大な風車が独特の風景を作り出しています。風車が回る様子と広がる海の景色が...»

旧下関英国領事館

日本最古の領事館建築

旧下関英国領事館は、山口県下関市唐戸町に位置する、日本国内で最も古い領事館用途の建築物です。この煉瓦造の2階建ての建物は、1906年(明治39年)に竣工し、イギリス人の建築技師によって設計されました。その優れた歴史的価値が認められ、1999年(平成11年)5月に国の重要文化財に指定されました。 領事館の設立と歴史的背景 日清戦争後の英国領事館設立 日清戦争後の政治経済的な背景から、駐日英国公使アーネスト・サトウは、朝鮮半島との関係性を強化するために下関に英国領事館を設立することを提案しました。この提案に基づき、1901年(明治34年)に下関に英国領事館が開設され、初代領事にはフランク・ウ...»

松下村塾

明治維新へとつながった学び舎

松下村塾は、幕末に長州藩(現在の山口県萩市)で吉田松陰が主宰した私塾です。この塾では、吉田松陰がわずか2年半の期間で多くの塾生を指導し、その中から明治維新を主導した人物たちが数多く輩出されました。松下村塾は、日本の近代史において極めて重要な役割を果たし、その影響力は今なお色褪せることがありません。 松下村塾の変遷 創設と初期の歴史 松下村塾は、1842年(天保13年)に吉田松陰の叔父である玉木文之進が開設しました。松陰自身も少年時代にこの塾に入門し、厳格な教育を受けました。当初は八畳一間の質素な建物でしたが、文之進の厳しい指導方針が多くの子弟に影響を与えました。やがて、松陰の外叔父である...»

長門峡

ハイキングに人気の山口県を代表する景勝地

長門峡は、山口県山口市阿東および萩市川上に位置する全長12キロメートルの美しい峡谷です。この峡谷は、中生代白亜紀に形成された流紋岩質凝灰岩やデイサイト溶岩が阿武川の流れによって長年にわたり浸食され、現在の壮大な断崖絶壁が形成されました。阿武川の上流部に位置し、その壮観な自然美から国の名勝や長門峡県立自然公園に指定されています。 四季折々の景観 長門峡の見所は、その四季折々に変化する美しい景観です。約5.1キロメートルの遊歩道が整備されており、訪れる人々は、阿武川のせせらぎを聴きながら、峡谷に広がる豊かな自然を堪能できます。 春の景観 春には、桜が峡谷を彩り、阿武川の流れと相まって優雅な...»

萩蒲鉾

山口県独自の伝統製法で作られる焼き抜き蒲鉾の発祥地

江戸時代中期から続く伝統の製法、「焼き抜き」蒲鉾は、萩の地で北浦沿岸で獲れるエソや小鯛を原料にしています。通常、全国で一般的な蒲鉾の製法は、魚肉をペースト状にし、板に盛って蒸して固めるものですが、萩の蒲鉾は「焼き抜き蒲鉾」の名の通り、蒸すのではなく遠火で焼くことが特徴です。この遠火でゆっくりと時間をかけて焼き上げることにより、独特のプリプリとした弾力と、つややかな肌が生まれます。日本海で獲れた新鮮なエソや小鯛を使用しているため、自然の塩加減が絶妙な魚本来の味わいをお楽しみいただけます。一本一本には職人の技が光り、特別な味わいが詰まっています。...»

仙崎かまぼこ

三方が海に面した、新鮮な魚介の宝庫山口県ならではの一品

海に囲まれ新鮮な魚介の宝庫である山口県では、魚肉を素材とするかまぼこ作り古くから盛んである。新鮮なエソ(白身魚の一種)などをすり身にして板に塗り付け、直火であぶり焼きにした「焼き抜き蒲鉾」は、県内で生まれた独自の味。焼き抜きは山口県独特の手法で、蒸すのではなく板の下からじっくりと焼き上げ、焼き色はつけず白く焼き上げるのが特徴。新鮮な魚でなければうまく焼き上がらないという、かまぼこそのものの味を楽しむには、切ってそのまま刺身のように味わうのがおすすめ。わさび醤油などを添えて。...»

萩たまげなす

大きさにびっくり?!美味しさに納得の県オリジナル野菜

品種名は「田屋なす」で、山口県長門市田屋地区を中心に栽培されていた山口県伝統野菜。特に重さ500g以上で品質の良い果実を『萩たまげなす』として販売。普通のなすの3~4本分にもなるその大きさから、「たまげる(びっくりする)」という意味で名付けられた。山口県のオリジナル野菜として注目されている。皮は薄く、実は柔らか。とろけるような食感が特徴。収穫は5月下旬から7月中旬まで。1番成りのなすが、地面まで届いた後、さらに成長して地面を押し割る様子を、地元では「地割り」と呼んでいる。  旬     5月 6月 7月  1株から3本~5本しか収穫できない、非常に貴重なナスです。この品種は一般的なものと比...»

千石台だいこん

生でも煮物にしても美味!肥沃な大地が育てた豊な甘みが自慢

奈良時代以前に中国から伝わった野菜、ダイコン。山口県で生産されるダイコンの多くは、萩市千石台で作られ、『千石台ダイコン』 または、『(まるせん)ダイコン』という名で親しまれている。萩市むつみ地区の山間部に位置する千石台は、肥沃な黒ぼく土と、冷涼な気候でダイコン作りに適した県内最大のダイコン産地。出荷時期は5月下旬から12月上旬。品種は病気に強い「青首ダイコン」。肉質は柔らかく甘みがあることから、そのまま生で食べても、煮物にしても美味。生産者の全組合員がエコファーマー認定を受けている。 旬     5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 ...»

山口あぶトマト

中国地方最大級のトマト産地が誇る太陽の恵み

山口県の中山間部に位置する萩市と山口市では、年平均気温は13℃で、夏季でも比較的冷涼な気象条件を活かして、夏秋トマトづくりが盛んに行われている。昭和50年代に雨よけトマト部会が結成されたのが栽培のはじまりで、平成17年には萩市の「高俣トマト」と山口市の「阿東夢(あとむ)トマト」が統合し、新しいブランド「山口あぶトマト」が誕生。中国地方でも最大級の夏秋トマト産地として、市場の評価と期待が高い。出荷時期は7月上旬から11月下旬で、県内はもちろんのこと、大阪や福岡へも出荷されている。 旬     7月 ...»

山口県産 西条柿

江戸時代、殿様にも献上された橙色の艶やかな果実

日本の果物の中でも古い歴史をもつ柿。大きく分けて甘柿と渋柿がある。山口県のほぼ全域で栽培されている渋柿の「西条柿」は、古くから中国地方に広く分布している代表的な品種。その栽培歴史は古く、西暦1000年頃から広島県を中心に栽培が始まったとされている。県内では200年以上の古木が多く、萩市では殿様に献上されたとされ、江戸時代には既に県内で栽培が行われていたと考えられている。西条柿の中でも、秋吉台周辺で栽培されている「みとう西条柿」と呼ばれ、味が良いことで好評。 旬     10月 ...»

山口県産 剣先いか

透明感があって、しっかりとした歯ごたえ。姿造りが絶品

剣先いかは赤褐色の体から「アカイカ」、または「マイカ」とも呼ばれる。日本海沿岸(北浦)では、春先から晩秋にかけて多く漁獲されるが、8~9月は盛期となり価格も手頃に。活魚でも水揚げされるため、各店舗の水槽で生きている状態を見ることもできる。お勧めは、活きたままの剣先いか姿造り。透明感があって、しっとりとした歯ごたえと濃厚な甘みを楽しむことができる。ゲソは刺身でも、天ぷらでも美味しい。また細作りにした身をご飯にのせたいか丼も人気。低カロリーで栄養もあるので、ダイエット食にも向いている! 旬    8月 9月 ...»

山口県産 アカエビ

鮮やかな彩りと抜群の風味!アカエビは“萩沖日本海のルビー”

山口県では、アカエビといわれる小型のエビ類は、アカエビ、サルエビ、トラエビ、キシエビの4種類。体長は10cm程度の朱色の美しいエビで、5月頃の旬の時期を迎えると、瀬戸内側で小型底びき網漁業により多く漁獲され、スーパーや鮮魚店で安価で手に入る。 大きめのものは塩ゆでに、なかでも生きの良いものは殻をむいて刺身にすると美味しい。小さめのものは、かき揚げや唐揚げがおすすめ。その他、酢の物やエビ団子など料理のバリエーションが豊富。また、干しエビ、エビせんべいなどの特産品にも加工される。 旬    5月 6月 ...»

山口県産 アオリイカ

独特の“引き味”で、釣り人も食す人も魅了する

アオリイカは山口では、ミズイカ、モイカとも呼ばれる。胴長は約40cmの沿岸域に生息する中でも大型のイカで、市場価格も高い。旬は春~夏で、定置網や釣りで漁獲され、引きの良さからルアーフィッシングでも人気がある。主な産地は、長門市や萩市といった日本海側で多く漁獲される。アオリイカを選ぶポイントは、身に透明感があり、模様がはっきりしたものが良く、生きているものは、手で触れると色が変わる。新鮮なものが手には入ったら刺身が一番で、その甘みは抜群!天ぷらや煮付けにしても美味しい。 旬    5月 6月 7月 8月 ...»

山口県産 メバル

刺身・煮付け・唐揚げと、心ほどける春の訪れを、味覚で堪能する

特徴的な大きく張った目(目張る)が名前の由来となっているメバルは、春になると旬を迎えることから「春告魚」とも呼ばれる。大変種類が多く、生息場所や環境により体色も黒から赤まで様々なことから、それぞれクロメバル、アカメバルと区別して呼ばれることもある。新鮮なメバルは目が澄んでいるので選ぶときの参考にしてみては。刺身、煮付けから唐揚げまで多様な調理法があるメバルだが、定番の「煮付け」のコツは手早く煮上げること。うまみが逃げず、身も硬くなり過ぎない。背びれや骨が硬い魚なので、扱いには十分に注意。 旬     4月 5月 ...»

山口県産 アマダイ

艶めくピンクの高級魚。ほど良い甘みが様々な料理と相性抜群

山口県は「あまだい(甘鯛)」の水揚げ量全国で上位2位に入る(2008年現在)。晩秋から春先の寒い時期が旬で、萩・仙崎に水揚げされる「あまだい」は、漁場が近いため鮮度が良く、全国から高級魚として評価が高い。古くより“ハレ”の場になくてはならない魚種とされ、身が甘いからと名付けられた「あまだい」だが、京都では「グジ」と呼ばれ、懐石料理などで珍重されてきた。白身で脂肪が少なく水っぽさがあり、肉質が柔らかいのが特徴。刺身はもちろん、焼き物、蒸し物、煮物など様々な料理方法でも美味。  旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»

瀬つきあじ(マアジ)

萩のブランド魚種の筆頭格!良質な岩礁群が育んだふくよかなアジ

山口県の日本海側に広がる、餌の豊富な天然の瀬(岩礁)に棲み着く「瀬つきあじ」。萩の近海でとれるマアジのことで、プランクトンやシラスなど良質な餌をたっぷりと食べているため脂がのり、体型もふっくらとしている。体色がやや黄色を帯びていることから、地元では「黄(キ)アジ」とも呼ばれる。海底の岩礁を「瀬」と呼び、その「瀬」に居着くことから「瀬つきあじ」と命名された。主に萩、長門、下関地区の漁港に水揚げされており、漁場から港までの距離が近いため、夜間漁獲されたアジがその日の朝には新鮮な状態で店頭に並ぶ。塩焼き、ムニエル、酢の物、唐揚げなど工夫次第で様々な味が楽しめるが、特に脂がのる6月頃には、やはり刺身が...»

萩の金太郎(ヒメジ)

独特の旨みが魅力な”日本のルージュ”は、和・洋食どちらにも◎

”金太郎”とは萩地域における”ヒメジ”の別称であり、その鮮やかな朱色が美しい海水魚である。体長は15センチ程度の小魚ながら、その白身に濃厚な甘みを持ち、大型の白身魚と比べてもひけをとらない味だ。全国有数のヒメジの漁獲量を誇る萩は、漁場が近いため、鮮度を保ったままの状態で運搬できるのが強み。ヒメジは刺身や寿司、あるいは塩焼きや天ぷらなど様々に調理で食べられるが、フレンチに使われる高級魚”ルージュ”の近縁種でもあることから、和風だけでなく、フランス・イタリア料理とも相性が良い。...»

山口県産 シロウオ

“早春の風物詩”で親しまれる淡水魚。名物はおどり食い。

しろうおは体長5cm程度の小さな魚。産卵期の2月~4月頃には、萩市の松本川や岩国市門前川の河口付近でしろうお漁が見られる。伝統的な”四つ手網漁”は河口付近で行うので、身近に見ることができ、地域住民や観光客から「早春の風物詩」として親しまれている。萩市では、毎年「萩白魚組合」がしろうお漁の開始前に、産卵しやすい環境にするため、産卵用の石を川に投入したり、河川の清掃等に取り組んでいる。一般的に酢醤油等で食べる「おどり食い」が名物として知られているが、卵とじや天ぷら、茶碗蒸しでも美味しい。 旬 2月 3月 4月...»

見蘭牛

天然記念物”見島牛”の自然な霜降りと濃い旨みを引き継ぐ

”見蘭牛”は、純粋和牛の見島牛と乳牛のホルスタインを掛け合わせて誕生した。見島牛は、朝鮮半島から萩の沖約45kmに浮かぶ離島「見島(みしま)」に渡来し、海外種の影響を受けることなく、室町時代から飼育されていた日本の在来種の血統を守り続けている非常に貴重な純粋和牛で、昭和3年に天然記念物に指定されている。見島牛は、海外の様々な大型品種との交配が進められていたが、昭和49年にオランダ原産のホルスタインを母とした見蘭牛が名古屋大学で誕生した。和牛本来の自然な霜降りを持つ見島牛の特徴と、和牛原種の濃い旨みを引き継ぎ、ほどよいやわらかさと、しっかりとした食感をあわせ持っている。香り高い肉本来の旨みが楽し...»

無角和牛

脂肪分が少ないヘルシーさがおいしいブランド牛

山口県でしか見られないブランド牛”無角和牛”は、字の通り角(ツノ)が無い和牛で、欧米で美味と名高いアバディーアンガス種と山口県の在来種の牛を交配して誕生したという。肉が柔らかく、風味が豊かで、脂肪分が少ないという特徴を持ち、近年の霜降り重視の市場では、なかなか目立てない存在だが、ヘルシーでおいしい牛肉を安価で楽しめるとあって、健康に関心がある人たちの注目を集め、都心部へも出荷されるようになっている。...»

長州黒かしわ(肉用鶏)

天然記念物”黒柏鶏”から生まれた、旨み・栄養抜群の絶品地鶏

緑黒色に輝く羽が風格漂う”黒柏鶏”は、天然記念物にも指定されている鶏である。その黒柏鶏を元に、食味の良さなどにこだわって開発されたのが、山口産のオリジナル地鶏”長州黒かしわ”だ。平飼いでのびのびと飼育された長州黒かしわは、しっかり運動しているため脂肪が少なく、その肉質は適度な歯ごたえがありながらもやわらかい。また、臭みが少なく、旨み成分であるイノシン酸も多分に含んでいるため、噛めば噛むほど肉の旨みが堪能できるのだ。低カロリーで栄養価の高いヘルシー地鶏を、お試しあれ。...»

長門ゆずきち(柑橘類)

爽やかな香りとまろやかな酸味。外皮の緑が美しい伝統果樹

旧田万川町(現萩市)原産の香酸柑橘(食酢用柑橘)で、山口県の伝統果樹。本格的に栽培されたのは昭和40年頃。同一種と考えられていた「柚吉(宇樹橘)」との違いが鑑定で明らかになり、『長門ゆずきち』と名付けられた。カボスやスダチの仲間で、ゴルフボールよりやや大きく、青々とした美しい緑色の果実。爽やかな香りとまろやかな酸味があり、果汁がたくさん絞れるのが特徴。収穫時期はカボスやスダチよりも早く始まり、8月中旬~10月中旬まで。盛夏から初秋にかけて爽やかな香りで食卓を彩っている。 旬    8月 9月 10月 ...»

OIL ROUGE オイル・ルージュ 金太郎オイル漬け

萩の地魚・ヒメジ”金太郎”のオイル漬けは、ワインとの相性も抜群

フランス料理にも使われる高級白身魚“ルージュ”の近縁種である、萩産ヒメジの”金太郎”をオイル漬けに加工したもので、商品名は“OIL ROUGE オイル・ルージュ”。鮮度の良い金太郎の頭部と内臓を取り除き、冷塩水で洗浄後、潮風にさらして乾燥させ、オイルで高圧高熱処理をすることで、中骨までやわらかくなり丸ごと食べられる。 素材の持つ風味を最大限に引き出すため、調味料は塩とコリアンダーのみを使用。 ワインなどの酒の肴に最高だが、パスタやサラダのトッピングにもおすすめ。魚のエキスが存分に含まれたオイルは、ドレッシングとしても活躍してくれる。...»

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